いきおいだけでしゃべんな

※注意※この記事には外出表現が含まれます

 

なんてね。どういう予防線を張れば己が切り裂かれずに済むかそんなことで頭が満つる昨今。だって誰にも怒られたくないじゃない。それが人情(なさけ)ってもんじゃない。いつまで『恋のジャック・ナイフ』をウォークマンで延々リピートしているんだ?

 

現代人もすなるオンライン飲みといふものをわたしもしてみむとするなり。ていうかした。えりんぎちゃんにかなり会えてない、寂しいおうち遊びに行きたい飲もう、などの欲望を吐露したらZoom飲みをしない?との誘いがあった。えりんぎちゃんはとうにZoomを使いこなし家にいながらPC画面の前で界隈の仲仔(死語であってくれ)と酒を呷りあったりしていたらしい。相方がクソヘボ筋トレなどしている間に。

なのでえりんぎちゃん宅に行きよく見知ったメンツを数人誘ってぺろぺろになるまで酔った。ほろ酔いとそうでない酒を飲んだ気がする。後半よく覚えていないが気がつくと走っていた。終電で帰るってば最寄駅。

 

「早く帰れ」ってきっときっと優しさで言ってくれてるんだろうけど、あんまり連呼されると退勤後悪口パーチーでも開催されてるんじゃないかと思うわね。あなた方の方が早く出勤してるでしょうに。新人に任せてもいい仕事と任せたくない仕事があります。未熟者なので。

 

職場で不幸があり、その報告として事務員全員に集合がかかり、みんな専務の話に俯き、泣く人もいる中、右に倣えで目線を下げると両拇趾の付け根の部分が破れている靴が足元にあり、すぐに靴を買いに行った。この足の視聴率は高かったに違いないと恥じたからだ。

仕事用のスニーカーなのであまり見回らなくていいところが良い、茶屋町Stepへと穴の開いた足を向ける。途中自転車屋に寄り空気を入れてもらいコンディションこそ良かったが、ブレーキワイヤーが終わっているらしく「こんな自転車に乗るな、ASAPでワイヤーを換えろ」と言われたので近々そうしたい。7000円はそうそうぽんと出せない。

 

茶屋町Stepの近くに自転車を停めて店前を通りすがる、まだ入ってないのに、店員さんに同じ靴ありますよ、仕事用ですか、とお声がけいただく。流石Stepだ、もう心くらいは普通に読んでくる。25.5cmだと思って履いていた靴が25cmだった。adidasのスニーカーが好き。3000円ちょいはぽんと出せる。同じ靴なので特に高揚感とかは無い。退店。

 

大通りに戻ると高級パン屋さんがある。営業しているんだ、という驚きも少しあったし最近食パンをよく買うので思わず入店。ヒートテックの袋みたいなのに食パンが1枚入っていた。ついていけない。こんなのに食べ物が入っているわけがないだろ、と思って気まずくなりジャムの瓶に目を落とす。トーストがテイクアウトできるらしい。ピスタチオと小豆のジャムをあのヒートテック袋に入ったパンに半分ずつ塗ってもらった。気がついたら無かった。再訪する。今度はジャム無しで食う。

ここからうんこの話。DDハウスが開いていなかったらどうなっていたことかわからない。ありがとうDDハウス。

 

糞話休題。自転車で走り抜けた。運動が必要だ、と思ったので何となく大正辺りまでペダルを回した。途中まだ行けていない行きたいカレー屋と小さい映画館を通り過ぎた。タグボート初めて見た。小癪だった。

帰りは押して歩く。地図の通りに小さい道をまっすぐまっすぐ歩いたらいつの間にか知ってるところに着いていて不思議だった、ラブホテルの灯りで安心することになるとは。