処女の血

東京に行った。性懲りも無く。新幹線乗り過ごしのトラウマも癒えぬうちに。嘘、癒えている。回復力が売りだ。

20時くらいまで残業させられ「まあ想定内だな」とのらりくらり準備をして、ばちばちに決めた格好で夜行バスに飛び乗る。夕飯のバナナ5本で若干腹痛。着席して何故か席を間違えてるので立ってくれ、と言い掛かりを付けられたがそんなことは無かった。寝かせて。

 

尻をさすりながらバスを降りる。一番安いバスを取ったのでいつもよりダメージがでかい。しかし9時池袋着なので頭はかなり冴え冴えとしていた、浮腫んだ足をドクターマーチンに捻じ込みしっかりと駅まで辿る。

まずはシャワーだ。カプセルホテルはフォーエイナーだらけで面食らう。大きい顔と重たい髪を洗いいろいろ塗りたくれば完成。ホテルの清掃員さんの視線が刺さりまくって心がサボテンみたいになった。どこに行くのこんな晴れの中。快晴。チーズホットグ屋は行列。

 

秋葉原にかむげんというお蕎麦屋さんがある。お蕎麦は得意でないのだが、そこにはローストビーフおにぎりなどの爆弾おにぎりをテイクアウトで売ってくれると3年前くらいから知っていて、今日漸く買うことができた。ローストビーフおにぎりと海老アヒージョおにぎりを購入。ローストビーフで巻かれた中に胡椒などで下味をつけた米、その中に味玉。まあ美味い。卵が丸々一個入っているため難易度は高い。海老アヒージョは海苔巻きなのだが、ぷりっとした海老が数匹と、にんにく胡椒味の米、そしてこちらも核は味玉である。美味いに決まってある。貪り食べていたら同じく大阪から来たと思われる男女数名が全員ローストビーフおにぎり食べてて恥ずかしかった。程なくしてサ店に行きたくなり、というか秋葉原から会場まで10分ということにここで気づいたのですぐ近くの良い感じのカフェにもつれ込んだ。爆弾おにぎり2個食べた後でずっしり重いホカホカのホットケーキ食うスカジャンは大層不気味に映っただろう。普段カスの缶コーヒーばかり飲んでいるので喫茶店のコーヒーが美味しすぎて泣きそうになる。

 

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腹をさすりながら森下へ。初めて降りる駅だが、歩いて行くごとに「良い街だ」から「良い街だが、ヘンだな」になっていった。のらくろの街らしい。ヘンなの。道路が紙吹雪でも散らしたみたいで、大昔見た安田大サーカスの後すぐ出てきて『汚ねえな』と叫ぶカンニング竹山を思い出した。古本を売ったりしていたが何のイベントだったのだろう。

 

つぼみの会に参加した。一応運営枠ということだったのだが、段取りやスライドや道具といったものは全てデリシャストマトさんが準備してくれた。最強。ちょっとでも役に立とうと張り切ってテーブルとか椅子を動かしたりした、空回りもいいとこだ。受付をあてがってもらえた。

数回参加したことがある方、今日がまったく初めての方共に当然ながら知り合いはいなかったのだがそんなキャリアなどほぼ感じなかった。のでこちらも5年のキャリアを感じさせない大喜利で返した。実力不足。面白かった大喜利バージンは枚挙に暇が無いので、ツイッターで皆様のしがみや感想をちらちら見るなどしてほしい。ゲスト枠だと味ぽん太さんと再度メニューさん面白すぎた。

車座→企画(綱引き大喜利)→初心者トーナメント の3部構成だったのだが、思いの外段取りがよく、数分巻いたので「エキシビジョン見たいです」とクソ我儘を言ったら叶ってしまった。自分で言っときながら申し訳なくなる、わたしはいつもそう。みんな女とか歳とか関係なく面白いね。

 

打ち上げにちょっとだけ参加した。せっかくやしせっかくやし、の精神で。タバコ吸う女が多いと嬉しくなる。梅酒1杯で酔う女ということがバレた。席が遠くて話さない方もいたのが惜しいが、1時間そこそこで退散。

場所を変えて新宿へ、俺スナさんと飯を食う。どう考えても食い過ぎている。そんなことは考えない。美味しいご飯をたくさん知っている人は良い人だ。本当に美味しい刀削麺の店に連れて行ってもらった。辛いのが好きで。互いのイベントの話とか結婚観の話まで、1時間にしてはかなり濃密。ありがとうございました。エッチな大喜利頑張ってください。

 

割と余裕のある時間に池袋駅に着いたものの、サンシャインシティのバスターミナルが本当に分かりづらく、色んな汗をかきながら猛ダッシュをしてしまった。まさか電気がほぼ消えてる建物に入れるとは思わないじゃないですか!?!?結構ギリギリで無事乗車。息を切らしながらがんばってエゴサーチをしていたら23時過ぎ出発なのに数分で完全消灯されて東京で投了。

 

 

危険極まりないロマンチストだ

体調の芳しくなさ、財政の苦しさがわたしに筆を執らせなかった。とでも言っておこう。毎回ここで何書くか迷って結局弁解からのスタートになってしまう。元気だったかい。

 

体調不良というのは目眩や発熱、どこかしらエイクとかそういったものではない。膣カンジダだ。中央分離性感帯を御覧の皆様、こちらが膣カンジダの女にございます。嫌すぎる。ひと文にどれだけ湿気を盛り込むのか。断言しておきたいのが、これは性病ではない。常在菌がホルモンバランスの崩れや抵抗力の低下などによって、マンコがヒリヒリしちゃう女の子だもん状態になるのである。慮れ。もう初めてでもないので前の薬を塗布してしのいでいる。

 

仕事が忙しくなってしまった。たけかんむりに旬で筍。そんな筍の旬も終わろうとしている。ブログを書きあぐねてる間に。ばたばた走り回っては直属の上司の身にならない愚痴をBGMに伝票を書いたり、入力作業をしようとしたら自分のPCだけ繋がらなかったり(わたしは身分が卑しいためルーターとは違う部屋にいる)。最近プリンターの設定を勝手に変えられたので非常にメンドイ。不遇。

 

「目深は予定が白紙です」とツイッターで拗ねてたら見兼ねたえりんぎちゃんが虎視たんたんに出よう、と声を掛けてくれた。情けない。だって待ち合わせ(去る4月20日に行われたえりんぎちゃんとスレッジハンマー安藤くんのツーマン)が楽しそうすぎたんだもの。作ってもらう側が言うのもなんだけど、漫才は楽しいですね。お笑いが好きだ。戦も自分がチーム戦で出場出来ないことよりネタ枠で呼ばれないことの方が悔しくてねえ。次回があれば。

 

そんな訳でいろいろとフラストレーションを抱えたりしながらねじまきカギュー読んでボロボロ泣いちゃった。何回も読んでるのに。衿沙戦が本当に辛くて。1巻から15巻まで持ってる状態が2年くらい続いている。早く最終巻買お。

車が出ます

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気分が良すぎて『春望』で始めてしまった。春真っ盛りだ。幸いスギ花粉は飛沫しきったようで、そしてこの身体はヒノキ花粉を敵とは見なしていないようで、特にどこも痒くなく、快活。関係ないが保湿など頑張っているので肌の調子も良い。食生活が終わっているのに。

 

木金土と、直属の上司が忌引きで実家の方に帰ってしまった。人はいずれ死ぬ、それは仕方ないのだが、弊社は人が1人抜けるとカバーに尋常でない労力を必要とする。あと“直属の上司”なので、最も影響が甚大なのは他でもないこのわたしである。これは自信を持って言える、伊達に6年弱勤続してないぞ。

そんなわけで普段より1時間早く出勤して(それでもお局たちにカバーしてもらうことは多かったが)普段全く我々の業務をしない社長や経理のおばさんの細かいミスを全部フォローしなければならなかった。持ちつ持たれつ。近年稀に見る早寝のおかげで特にしんどいとかはあまり無かった、もしかして睡眠って大事?とにかくこれで新幹線逃し事件で潰れた名誉は挽回出来たと思いたい。

 

「18時半に終わった割にあんま疲れてへんわ、タフやな笑」とか思ってたらカップ焼きそば食べて気絶しちゃった。そのまま朝。一瞬4時に目覚めた自分に畏怖。いやいや、と思ってもう一度寝たら気持ちの悪い夢を見た。上本町からさらに南に自転車で行くと大きな渓谷になっていて、キンチョールのCMのような完成度の低い女の河童と仲良くなり、沢山いる猫に引っ掻かれまくった。痛みが鋭くて参った。幸い無傷で8時半に起床。喉が渇いたため。

 

風呂に入ってでら粧し込む。今日は男らしい格好しちゃお、と思っていたので短パンなんか履いちゃって。26歳女。そういう時は最近髪の毛にちゃんとワックスをつけている。使い方あんま分かんないけど。イヤリングつけたら途端に顔がバブリーになって困った。

行こうと思っていたスイーツショップが今日はクローズドで、ツイッターで何故それを確認しない?など自責の声も響く脳をこれから見るであろう景色で塗りつぶす。段取りがうまく行かなかった時に機嫌を異常に損なってしまうのは先天性の病気のせいだ。

公園は案の定グローバルに富んだ面と言葉で情報量が多かったが、見回してもそのだいたいが2人以上でつるんでいた。1人でいるのはもしかして変な奴に映るのか、とも思ったがそこはグローバルに考えて欲しい。どうせその辺歩いてるシナ公も白んぼも金輪際会わないんだから。

 

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きれかったよ。隣でおっさん2人が世知辛い話を口角泡飛ばしながらしていた、そんなことは気にも留めないから花はきれいね。隣にスケッチをしているおっさんもいて、桜など写生しているのかしらんと覗き込んだら天守閣でがっかりした。今ちゃうやろ。

花見をそこそこに空腹が気になった。歩行者が溢れんばかりの公園を自転車で歩いていたら後ろから「危ないよ」と金輪際会わない人の声がしたが、いや危ないん自分やろ、と思いながら無視して歩行を続行。憂さ晴らしに全然関係ない肥満のロリータの女を睨んでしまった。

噴水近くに出来た不審なパン屋で20分並ぶ。考えてみてほしい、あなたはパン屋に20分並んだことがあるだろうか。無いと思う、わたしも初めて並んだ。途中後ろに並んでた女児に3回ほど太股をなぜられた。すべすべだろう。誇らしい。これを書きつつ塩パンと小さいホットドッグを胃に入れた。

 

娘とツーショットを撮り、その後夫とのツーショットを娘に撮らせる完璧な家族を見て、すぐさま自転車に跨った。ここにいてはならない、そんな気さえした。次の行き先はアメリカ村だ。大阪城公園から上本町方面に向かう坂が懐かしい。渓谷は無かったが自転車屋さんがあったので空気を入れてもらった。セルフでもできるぞ、と息巻いて店員さんに声を掛けたら全部やってくださった。自転車屋さんにしては愛想も良い。谷六のてるてるありがとう。途中治安の悪い地域を通ったとき、水商売の女が散歩させていた子犬4匹を見て「うわ、わんころぎょうさん」と言って驚きつつ手を振る厳ついおじさんを見た。あざといぞ。

 

所狭しとタピオカドリンク屋さんが並ぶ。人も多い。ビッグステップにパウダールームがあることを今日初めて知った。涼しかった。ちょっと自転車を降りて知ってる古着屋さんに入る、案の定ワンピースなど欲しくなるがぐっと堪えて退散。お金が本当に無い。何度か「飯全部奢ってくれ」とツイートしそうになったことがあるが、本気のパパ活だしもうパパとか言ってる歳でもないし売る春もないので思うだけに留めた。えらい。行ったことない古着屋さんは4階にあって一苦労だった。ニホンネコ、可愛かった。

 

あんまりにも疲れたのでラブホテル街を背に川べりでお茶を。ファミマのジャスミン茶(100円)である。極貧。隣で氷結飲んでる知らんおっさんの方が景気が良いのではないか。ぼーっとしてたら鳩が2羽と髪がサラサラなおっさんが寄ってきた。「一期一会かと思って」と気障に誘われたので「今日はひとりの日なんで」と気障に断った。気障か?

 

漕いで漕いで帰宅。アイスとか買おうと思ったらどん兵衛の坦々うどんがまた売ってたので買ってしまった。めちゃくちゃおいしいのでみんな買いなよ。レジの女の子が可愛くてラッキー。そして疲れているはずなのにもやしも買って炒め物をした。「もやしと混ぜて炒めるだけ」みたいなやつを使ったんだけども。肉買い忘れて焼き鳥の缶詰を使ったらタレが死ぬほど跳ねて嫌になる。美味しかった。

あたまとからだ

睡眠欲、倦怠感、罪悪感、様々なものがわたしを苛む生理前。わたしが出たのは自宅だろうか、はたまた

まで下書きに残していたらそれが始まっていた。驚きなのはモチベーションの低さ。しかしいざ出血デイズが訪れると不思議なことにモチベーションが通常より上がるので、最中はそこまで憂鬱ではないといった話をこれまで幾度となく人に話している。本当に申し訳なく思っております。

 

かわいいかわいい営業のおじさんが誕生日を迎えたらしい。50歳。ちょっと空き時間があったらすぐサッカーの動画を観ている。きゅうりが嫌いできな粉が好き。嗜好が全く合わない。しかし「誕生日!」とだけ言われて諸手を突き出されては何かあげなくては、と思ったので煙草を1箱だけ買うことにした。アメスピの黄色いの。父も吸っていたけど人気なのか?人生で初めて買った煙草なので覚えておこう。

 

EOTのため東京に行ったことでも書くか。前の日の夜、とうふ第三軌条と暗いところで待ち合わせ。嘘、バスターミナルは明るくて人が多かった。卒業旅行でしょうね、と隣の薄着のデブが憶測を立てる。暖房で暑くなるくらいなら凍える方を選ぶらしい。夜行バスに山科で捨てられたトラウマを乗り越えさせることが出来て良かった。

朝着いてすぐに新大久保のカプセルホテルへ。身嗜みを完璧にした後、2時間くらい時間があることに気づく。迷いに迷った結果、新宿御苑に散歩をしに行くという若さを大阪に忘れてきたみたいな結論が出た。案の定老いた人々で混雑していたけどちらほらモクレンとか咲いてて素敵だったよ。良いね公園は。もう少し咲いてりゃもっと良かったかもね。

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高円寺でダンジョンのTを待っている途中、可愛らしい女の子に声を掛けられたやったねと思ったらかねきさいりさんだった。逆ナンではなかった。タッグの相方である蛇口捻流くんを待っていたらしい。彼が来てくるパーカーの色を予想するなどしていたが、先におもしろびっこが来たので退散。カウンター席しかないうどん屋さんのうどん美味。

“時事・芸能が出たらとうふくんに任せる”という示し合わせだけした予選が始まった。自分がそんなにウケた感じも無かった、手数を出せている感じも無かった。パートナーの答えで笑うのは笑い屋みたいでダサいかな、と思ったけどやっぱりとうふくん面白くて笑っちゃったよ。画像お題の「いってきまーす」とか。彼のおかげで本戦進出できたようなもの。10ヶ月ぶりのハイタッチを決めて記念撮影。

“御為倒し”という名前はわたしが決めた、このEOTが開催決定を打ち出したときに『獣ゆく細道』が流行っていたことによる。雑な提案をしたら通ってしまった。記念撮影のポージング、ちょっと寄せたので楽しみにしている。

敗退したりすごい人に話しかけてもらえたりカレー食べたり喫茶店に行ったりしたら終電を逃した。死にそうになった。感情が。新宿から東京駅がこんなに遠いとは。泣きながら彷徨った大都会。充電も切れそうになってワッフルのカフェに飛び込んだ。

各方面に連絡したりされたりしていくうちに「あ、もう十分生きたしなあ」という気分にもなったが何とか今も存えている。厚かましく使ひ込むで返そ。乗車券は買い直さなくて良い、という知見も得たし。

 

 

 

 

 

ロイヤルミルクティーショコラ

マーチも中盤に差し掛かったというのにひどく寒い朝が2、3日あった。裏切られた気分。また今年からお目目がかいかいになってしまったのでどうやら花粉症のような気がする。feel like hay fever。花粉症って英語でこう言うらしいけど、なんかえらく陽気で春の病って感じだな。専務(花粉症でない)が、今年花粉症になった上司に対して自己管理が云々みたいな信じられないことを言っていた。こういうのを神様は見ておいてほしい。

 

明らかにメンス前といった感じの体調で何をするにも頗る怠い。脳内でエゴラッピンもだるいって歌ってる。仕事するのは嫌だけど仕事中に穴開けるのはもっと嫌。でも泣く泣く健康診断に行った。

35歳以上の人は眼底検査だのエコー検査だのうんこチェックだのあるらしいが、26歳のワイ将は事前に3行ほど問診を書いてピスを出せばそれでOK。検便ってやったことないけどみんなそんな自分のタイミングで排便できるものなのか?とメンス前はがっつり便秘になる26歳は思う。

血圧。上106の下65。可もなく不可もなし。

採血でアホみたいに血を採られるのにももう慣れた。嘘。絶対取りすぎ。献血の採血はそんなに採らなかったぞ。

 

身長体重腹囲などを測ったら鼓動を大きく聞かせて終了である。簡単なものだ。着実に痩せているらしい。やったなおい。検診があるので朝ご飯を食べられなかった分、事務所に戻ってむしゃむしゃと炭水化物を貪った。貪ってたら新人(39歳)が「検便出なくて来週提出になっちゃいました〜〜」と要らぬ報告をしてきたのだけど、本当に前職が飲食店か?

 

終わって夜にスレッジハンマー安藤くんとカレーをご一緒した。5歳も上だというのに“最寄り駅の1つ手前で降りてしまう”という、今考えても我ながら意味がわからないミスをする。どうしても夜カレーとなるとお店がワンパターンになってしまう。カレー好きとしては惜しいところである。「僕カレー初心者なんで……」と言われて風俗みたいだなと思った。抜きなしカレーツマミ酒あり。お互いのユニットライブの話など。

 

chibi

ご拝読なさっている皆様、TSUTAYAはお好きでしょうか。そうですか。わたしは好いております。

Apple MusicだのAWAだの何だののこのご時世にわざわざ帰り道を変更してCD5枚1000円で音楽を入手する。何年前に買ったか忘れたウォークマンにかっちんかっちん音楽を取り込んでもらい、読み込みの合間にあまり読んでなかった漫画を読む、そんな時間も含めて好きだ。

 

初めて働いた場所はTSUTAYAだった。地元の、狭小な。2年ほどアルバイトとしてレジを打ったりCDを元の棚に戻したりしていた。元々彼と元々々彼はかつてのそこの先輩だ。高校の時の友達にそこを紹介したりもした。わたしが辞めた後もしばらく夜勤で頑張っていた翔世くん元気かな。余談ですがあなたは元々々彼がmixiでの交際報告だか結婚報告だかに「ブス専」とコメントされていたのを見たことがありますか。

ともかく人格形成を語る上でTSUTAYAは欠かせない。未だに陳列とかで違う場所にあったりするとわざわざ戻しに行ったりする。もう働いてはいないのに。

 

そんな調子なので、いざ取り込もうというときに「この“レンタル専用”のハンコ手についたら全然落ちんかったな」「読み取り面傷まあまああるぞ、研磨機かけとけよ」など思い出がうるさく語りかけてくる。THE KIDS/Suchmos、√5/BARBEE BOYS、海のOh,Yeah!!/サザンオールスターズ、ハチミツ/スピッツを借りた。新旧織り交ぜている。特に自分の音楽の趣味に関して形容する言葉を知らないが、大雑把に言うと短調が好きなのである。しかし短調がやや専門用語なのでかなり人に理解してもらうのに狼狽する。それでも面倒なときは「暗い曲が好き」と雑に言うのだが、この言い方はあまりに乱暴だからだ。ポルノグラフィティで言うとアポロ、アゲハ蝶、メリッサ、Mugen、この辺全部短調だけど暗くはないだろう?そういうこって。

 

あ、これ乱暴に言うとブログじゃないな。

桜木花道

あたたかい、明日は休日、こんな日にはわくわくした気持ちが熱した玉蜀黍の様に次々と弾ける。天気も良い。何をすべきか。趣味だ。オンオフをはっきりさせてこそ社会人だとよく耳にする。まあ16時に上がって一旦帰宅して19時のイベントに参加できる社会人は稀有だと思うが。

雑にホワイトデーのお返しを食べ(ねんりんやの白いバウムクーヘン胃もたれへの架け橋か?)雑に柄シャツを着て、自転車を漕ぎ、途中堀江辺りでお洒落に轢かれそうになりながらも命からがら日本橋へ。堀江って信号少ない。

 

オオギリバッティングセンターに来た。先に言うと今まで来られなかったのを悔やむくらいには楽しかった。1題7分6人で、1題ごとにすぐローテーション。受付のときにもらった番号で呼ばれるのでいちいち奇を衒ったHNなぞ名乗らなくても良い、初心者にもやさしいシステム。今回24人集まったのは多い方らしく、それなのに円滑に進んだのは事前の説明がきっちりしていたからだと思う。

司会のポンこつさんが試しに1題回答してたのを見て「ポンちゃんくらいならもっとしっかり笑いを取れるはずなのに、ここで変にしっかりしたボケを出さずに小笑いくらいに留めておいてハードルを下げると同時に親しみやすさもゲットする丁度良い回答だ〜〜!」と感心した。歴が長いと分析力が出てくる。

 

知らない人も知ってる人も面白くて世の中にはまだまだ面白い人がいるのねえ、と思ったのも束の間お題の難易度がだんだんと上がっていることに気づいた、【「こんな医者は嫌だ」調子が悪いときのバカリズム「○○○」】など。これ初心者にも優しい、みたいなコンセプト少しはあったはずだろ。それでも皆食らいついていた。何かが鍛えられている。

早めに行ったので5回することができてお得だったが、番号はシャッフルじゃないので横並びの人の大喜利を見ることができなかったのが辛かった。またわたしの前後が卵焼兄妹さんととうふくんなんだよ。運命ってやつは。

 

終わって知らない人たちに「この回答とかめちゃくちゃ面白かったですよね!?」と話しかけたい(今回もまじめにメモをとった)気持ちがあったものの、それがきっかけで二度と来なくなるリスクを考えて思いとどまった。何回か行って顔見知りになろう。