解像度の悪い夢を見たい

髪が伸びに伸びて内面の陰湿さを表す様な陰湿な髪型になってきた。まだ少し毛先の方にパーマが残っており、乾かし方によってボリュームが変わるので近頃はかなりおざなりに乾かしパーマの幻影を追っている。パーマ恋しき。

 

トーチカ(卵焼兄妹さんのブログ)を時々読み返してみたりするのたがこの決して派手じゃないのに惹かれる文体を真似できる気がしない。

みんなこんなとこ読んでないでトーチカ読め。旅に出たくなるから。

 

引越しを、しようと思ってる。びっくりするかもだけど。丁度もうすぐ、更新が切れるから。いま住んでいるところはとてもとても便利で尚且つ築年数もそこそこ浅く綺麗なので手放すのは惜しいのだが、あれこれ整理するチャンスでもある。

引越しするにあたって複数の業者に見積もりを依頼したのだが、一番本命の業者が「いまここで他の業者全部切ってくれたら本当に安くする」とメンヘラみたいなことを言って来てその場で電話で断ったのだが、後々本当にこれで良かったのかと複雑な心持ちになっている。他の業者から「ご紹介ということでかなりお安くできたのですが」と添えられたメールが届いて、未練がましいなと思った。

 

たまたま夜遅く起きていたときのテンションでスコココと7点くらい粗大ゴミの回収を依頼して、実際に回収場に出したの当日朝なのだから困る。1人でそこそこの大きさの本棚を動かすのはなかなか骨が折れたが、直前にゴールデンカムイを読んでやたらと血気盛んになっていたため何とかなった。馬鹿で助かった。

 

アジャリという大喜利ライブがある。定期的にお笑い&バー1UPという京都のライブバーで行われる大喜利イベントであり、わたしはこれに皆勤しているのだが、にも関わらず開演時間を勘違いしてとんでもなく遅れた。申し訳ありませんでした。

前半ブロックだったのをドロップスなるみさんに無理を言って後半にしてもらい、最寄駅からタクシーに飛び乗り、運転手の爺さんに「祇園の方言うたかてこの橋越えた辺りが全部祇園ですよ笑」と嘲られ、143号線と言っても「なに通りですか」とちくちく京言葉を浴びせられ、最終的にGoogleMapを見せることで何とかなった。後部座席にうんこしてやろうかと思った。

1UPの扉を開け極めて申し訳なさそうにたおやかに入ると既に後半ブロックが1題目に取り組んでおり、壇上のとうふくんと目が合い、「皆様永久保存さんが到着なさいました!!」と高らかに発した後に自分の回答を出しており今日も絶好調だ、と慄く。しかし腐っても女阿闍梨(アジャリではエンディングでMVPを毎回きめており、それを阿闍梨と称す)、まるで勇者が祖国に凱旋したのかと見紛う様な堂々とした歩みで以って参加。皆さん本当にあたたかい。何度か拍手笑いもいただいてホッコリ致しました。ヒカルさん阿闍梨おめでとうございます。

 

終演後はバー営業が始まり演者と客がその場で打ち上げを出来るような空間になる。珍しいリキュールも多々あり、ヨギーパインとバタースカッチの牛乳割りを飲んだ。白いカクテル2杯飲んだのに真っ赤になったのでちょっとした縁起物だ。しかしわたしは何より夜カフェが好きである。さらりと食べログに保存した京都のそれを検索していると素面のするめ太夫が甘い声をかけてきた、ので2人で生意気にも打ち上げを離脱。祇園の夜道にちらちらと雪を確認。

 

キッサ ルイ ルイにてナポリタンと胡桃のタルトをそれぞれ半分ずつしながら恋愛相談を受ける夜。偉そうなことばかり並べた気がする。