計画停電

もぞもぞ。って呟くと「これ、近日中に動きがあるってことの予告だな」と思うでしょ。まさか当日とは思わないでしょ。もぞもぞ。

今回も今回とてなずきゼロ回転のご挨拶で申し訳ないです、書いてるうちにあったまってくるはずなので!ゼロ回転で何が温まると言うのだ?

 

もう只管に批判される覚悟で書くと東京に行った。大阪こと第二の都市より、首都へと。理由を書かせてもらうなら、と思ったがそれに耐えうるほどの強度のある言い訳すら出てこなくて参る。すんません本当。健康です。

5月末〜6月頭にかけて非常に仕事が大変になり、家帰ってはすべてを忘れるように寝る日々が続いたところに、とある大会の名前が目に入った。

美保杯。美保杯?美保って誰?きりまるさんの何?どこでやってるの?ツイッターで調べてみました!東京で生大喜利の大会をやるらしい。きりまるさん(誕生年見て気絶しそうになった)とはちゃんと絡んだこともない。そんな人のしかも母親を祝う名目で大喜利大会をやるらしい。NEW WAVE

とりあえずツイプラで興味ありにしておき様子を見、かなりギリギリまで迷ったが、夜行バスが取れたので昨日の18時に入金して23時に大阪を発った。蛇足だが無性に安かった。

 

東京朝。夜行バスでぐっすり眠れるタイプなので浮腫んだ足を快活に動かす。八重洲、以前新幹線の時間を間違えて帰れなくなったときに泣きながら夜中漫ろ歩いた記憶しかない。振り払うようにアロマ珈琲へ。朝食はトースト、ブレンドコーヒー、ゆで卵、アップルパイ。字面だけで腹一杯になる。アップルパイは単品で注文した、社会人は朝飯に1,000円出せるから楽しいね。

VIPラウンジで顔洗って顔塗って髪塗ってと手筈を整える、ビューラーにドライヤーを当ててる女の子がいて、何故と思ったけど熱を加えることによって睫毛をあげやすくしているのだと納得した。テクニック。マッサージチェアで足も揉んでもらって、すっきりした顔で外へ。雨。何故…と思ったけど大人しく傘を買う。隣で無人レジでキャッシュレスお茶買いスマートボーイを見る。案の定鞄から折り畳み傘を出していた。

 

数回来ているけども本当に土地勘も距離間も身に付かず、昼に押上に行くのにそこまで時間があるなと思って南千住に向かった。ヤーレンズの出井さんがnoteに書いていた、カフェバッハに行きたくて。

https://note.com/yarlens_dei/n/n8d0cdca21b5d

老若男女様々なお客さんがいた。きっちりと髪を纏めた店員さんの額に浮かぶ汗がこのコーヒーに対する情熱を想起させる。もし出井さんがいたらどうしようなんて甘い考えはザラメと共に溶かして、パナマ・ドンパチ ティピカを召した。ブラックで飲めたらまた違うのだろうな。

 

さて、南千住から電車で行くのタルいなと考えてタクシーでも、とその目にバス停が飛び込んできた。そうかバスなら200円強で行けるもんね、と浅草雷門まで到着。スパイスカフェの最寄りのバス停を検索し、乗り継ぎも確認。ここまでは良かった。ワールズエンドダンスホールの最終電車よろしく飛び込んだバスはわたしをなんだか思ってたんと違う風景に誘う。運命のいたずらと自分自身を思い切り馬鹿にした。なんや向島って。十間橋も初見で読めんかったけど。

 

5歩おきに後ろを振り返る本当にヤバい女になってでもタクシーを拾う、なんとかスパイスカフェの住所を提示して連れて行ってもらった。途中説明が及ばずいらんとこまで走らせたが、流石はタクシー、着くのが早い。幸いスパイスカフェは並んでおらず、速やかに着席できた。マトンキーマを選択したランチセット、口に運ぶたび幸せの鐘が鳴り響き僕はただおいしい顔をした。デザートにコーヒーまで付いてきて、ゆっくりしたい気持ちはやまやまであったが父譲りの早食いでその場を後に。青木さんと思しき人物も拝見できて良かったです。

 

iPhoneが熱くなるくらいナビタイムとGoogleマップを交互に見て、スパイスカフェに傘を忘れたため途中雨に濡れつつ、バス停に走り、むわっ…♡という擬音すら感じるほどに汗ばみ、知らない土地での乗り換えをほぼほぼ成功させた。最後高田馬場での乗り換えだけ一本逃した、まあ間に合ったから良かったものの。やけにセクシーな立ち方で電車に揺られる男子高校生を見る。上井草と下井草の間が井荻なのは納得がいかない。

 

命辛々会場に到達した。とても顔の赤い俺スナさんが進んで声を掛けてくれた。大阪で生まれた女の癖にクソ人見知りするので本当にありがたい。ナイトオブコメディーin野音トレーナーに反応してくれたので「してやったり」と思った。受付をし、顔も知らぬ美保への誕生日プレゼントはバッチリ。途中退出しますと言ったら便宜をはかってくれたきりまるさん、出来た人だ。

 

実際かなり生大喜利は久々で予選では震え、準決では枯渇し、決勝前はトイレで大も小もびしゃびしゃ出すぐらいには緊張していたのだが、決勝ですごくのびのびと出来て気持ちが良かった。出すって大切。回答の話よ。信条に反するのでセルフしがみはしないが、他の人の回答はまたツイッターに書きたいと思っている。こマ。

大会が終わって、自分の名前が投影されているのを誇らしげに眺めていたらヘオンキさんから「横に並んで写りませんか?」と提案してもらった。当方かなりのシャイにつき悩んだが今日くらいええやろ、の精神で前に出た。ああしておけば良かったっていつも終わってから思うのよね。ゆうDさんにせっかく声掛けてもらったのに不遜な返しをしてしまったことを悔やんでいたら、出口を間違えたのが数名にバレた。

 

またバスを使い、「今度は乗るバスを間違えないぞ!」という静かな決意を綺麗なフリにしてしまった。荻窪に行きたい気持ちは西荻窪に到達。我ながら呆れるぜ、と悪態をつくその口角は度重なるエゴサーチで吊り上がっていた。

今回はきちんと新幹線に間に合った、自由席が1〜3号車なのに15号車とかの前に出てしまったので走った。走ってばっかりや。馬鹿ばっかだ全く。無事に着席できたので、バッハのダックワーズを夜に食べて終わりです。こんなことも書かないと、すぐに忘れてしまうだろう。