桜木花道

あたたかい、明日は休日、こんな日にはわくわくした気持ちが熱した玉蜀黍の様に次々と弾ける。天気も良い。何をすべきか。趣味だ。オンオフをはっきりさせてこそ社会人だとよく耳にする。まあ16時に上がって一旦帰宅して19時のイベントに参加できる社会人は稀有だと思うが。

雑にホワイトデーのお返しを食べ(ねんりんやの白いバウムクーヘン胃もたれへの架け橋か?)雑に柄シャツを着て、自転車を漕ぎ、途中堀江辺りでお洒落に轢かれそうになりながらも命からがら日本橋へ。堀江って信号少ない。

 

オオギリバッティングセンターに来た。先に言うと今まで来られなかったのを悔やむくらいには楽しかった。1題7分6人で、1題ごとにすぐローテーション。受付のときにもらった番号で呼ばれるのでいちいち奇を衒ったHNなぞ名乗らなくても良い、初心者にもやさしいシステム。今回24人集まったのは多い方らしく、それなのに円滑に進んだのは事前の説明がきっちりしていたからだと思う。

司会のポンこつさんが試しに1題回答してたのを見て「ポンちゃんくらいならもっとしっかり笑いを取れるはずなのに、ここで変にしっかりしたボケを出さずに小笑いくらいに留めておいてハードルを下げると同時に親しみやすさもゲットする丁度良い回答だ〜〜!」と感心した。歴が長いと分析力が出てくる。

 

知らない人も知ってる人も面白くて世の中にはまだまだ面白い人がいるのねえ、と思ったのも束の間お題の難易度がだんだんと上がっていることに気づいた、【「こんな医者は嫌だ」調子が悪いときのバカリズム「○○○」】など。これ初心者にも優しい、みたいなコンセプト少しはあったはずだろ。それでも皆食らいついていた。何かが鍛えられている。

早めに行ったので5回することができてお得だったが、番号はシャッフルじゃないので横並びの人の大喜利を見ることができなかったのが辛かった。またわたしの前後が卵焼兄妹さんととうふくんなんだよ。運命ってやつは。

 

終わって知らない人たちに「この回答とかめちゃくちゃ面白かったですよね!?」と話しかけたい(今回もまじめにメモをとった)気持ちがあったものの、それがきっかけで二度と来なくなるリスクを考えて思いとどまった。何回か行って顔見知りになろう。